サイバーセキュリティへの投資は増加しています。それに伴い、インシデント、コンプライアンスへの圧力、そして説明責任への要求も高まっています。組織が保有するセキュリティデータはかつてないほど増加していますが、それでも多くの組織が「セキュリティは確保されているか」「改善は進んでいるか」「次はどこに投資すべきか」「その成果を証明できるか」といった根本的な問いに答えられずにいます。
一部の組織では、戦略的なセキュリティリーダーシップの欠如が問題となっています。また、断片化したセキュリティプログラムからデータを統合するという課題を抱えている組織もあります。MSP にとっても、標準化され、拡張性があり、商業的に実現可能な形で、サイバーセキュリティのリーダーシップとコンプライアンスに関するガイダンスを提供することが課題となっています。
そこで今回は、組織や MSP がサイバーセキュリティの成果を測定・管理・改善し、そして伝達できるよう支援する、サイバープログラム管理への新たなアプローチである Sophos CISO Advantage をご紹介します。
Sophos CISO Advantage のご紹介
「Sophos CISO Advantage」は、リスク評価から始まるサイバープログラム管理への入り口であり、自社環境または顧客環境を可視化し、インサイトを提供することで、セキュリティ成果を主導できるよう支援します。
これにより、リスクを理解し、重要な課題に優先順位を付け、セキュリティポスチャの改善を数値として示すことができます。仮定に基づく判断は不要になり、代わりに、コントロールが機能しているかどうかを示す、検証済みかつフレームワークに準拠した証拠、そして取締役会、監査人、保険会社に対して説得力のある証拠を提示することが可能になります。Sophos CISO Advantage は、複雑な評価データをビジネス言語に変換することで、最終的に IT 部門と取締役会の間の隔たりを埋め、経営幹部がサイバーセキュリティ投資の意思決定を十分な情報に基づいて行えるようにします。Sophos CISO Advantage は、ソフォスの AI ネイティブなサイバーセキュリティ防御システムである Sophos Fusion を通じて提供されます。これにより組織は、すべてを把握し、すべてを連携させ、防御体制を一体化させるサイバー防御システムのあらゆるメリットを享受できます。
Sophos CISO Advantage の仕組み
CISO およびセキュリティリーダーの皆様へ
Sophos CISO Advantage の開発にあたっては、セキュリティリーダーの皆様から繰り返し寄せられてきた課題を踏まえました。それは、かつてないほど多くのツール、データ、レポート機能があるにもかかわらず、自社のセキュリティプログラムが価値を提供しているかどうかを実証することが依然として困難であるという問題です。そのため、取締役会から信頼を得ることがより難しくなっており、緊張感も高まっています。
Sophos CISO Advantage は、サイバーセキュリティプログラム全体からの情報を単一のフレームワークに統合し、パフォーマンスの測定と改善を支援します。これにより、証拠の収集、レポートの作成、そして技術的な知見をビジネス成果につなげる作業に何時間も費やす必要がなくなります。環境を評価し、ギャップを特定し、投資の優先順位を決定し、時間の経過に伴って進捗を示すための体系化された手法が実現します。
その結果、セキュリティプログラムの有効性が可視化され、経営幹部に対してリスク、優先事項、および成果を明確に伝えることができます。
MSP およびサービスプロバイダーの皆様へ
MSP の皆様は、Sophos CISO Advantage の受益者というだけではありません。むしろ、ソフォスが Sophos CISO Advantage を開発した理由の一つが、MSP の皆様の存在です。多くの MSP はすでに、サイバープログラム管理の中核をなす要素を提供しています。具体的には、リスクに関する顧客からの質問への回答、コンプライアンスイニシアティブの支援、戦略的ガイダンスの提供、セキュリティ投資の正当性説明の支援などです。問題は、この業務の多くが非公式に提供されているため、拡張や収益化が困難であることです。
顧客がプロバイダーに対して戦略的なセキュリティリーダーシップをますます求めるようになっており、MSP にはまたとない進化の機会が訪れています。今や、MSP はセキュリティツールやセキュリティオペレーションの管理にとどまらず、包括的な「サイバープログラム管理」プログラムの提供へと移行することが可能です。Sophos CISO Advantage は、これを再現性があり、拡張性が高く、かつ商業的にも成功する形で実現するためのフレームワークを提供します。これにより、付加価値として提供されることが多かったアドバイザリ業務が、AI 駆動型の構造化されたサービスへと変貌し、顧客には測定可能な成果を、そして自社ビジネスには継続的な収益をもたらすようになります。
Sophos CISO Advantage v1 で利用可能な主な機能
Sophos CISO Advantage の最初のリリースは 2026年 10月に予定されており、組織や MSP がサイバープログラム管理に向けたスケーラブルなアプローチを確立できるよう支援することに重点を置いています。
主な機能は以下の通りです。
- フレームワークに準拠した評価により、サイバーセキュリティのベースラインを確立し、成熟度を測定
- AI を活用したスコアリングとガイダンスにより、分析を加速し、優先度の高い問題を特定
- ギャップ分析と推奨事項の優先順位付けにより、調査結果を実行可能な計画へと変換
- AI によるアクションの優先順位付けにより、リスク低減効果が最も高い領域にリソースを集中
- 技術チーム、経営幹部、取締役会など、さまざまな対象者向けのレポート機能
- 技術的な調査結果をビジネス視点のインサイトに変換する、AI 生成のレポート解説
- パフォーマンスと成熟度の背景を理解するための業界ベンチマーク
- コンプライアンス、監査、サイバー保険の要件に対応するための証拠の保存とフレームワークのマッピング
これらの機能が組み合わさることで、組織は現状を把握できるようになり、さらには「次に何をすべきか」という問いに自信を持って答えられるようになります。
今後の展望: Sophos CISO Advantage Plus
Sophos CISO Advantage v1 は、サイバープログラム管理の基盤を確立します。12 月には、Sophos CISO Advantage Plus を通じて新たな機能を追加する予定です。これにより、組織は定期的な評価や計画にとどまらず、より持続的なサイバーリーダーシップ体制へと移行できるようになります。今後の機能強化では、コントロールの有効性、継続的な監視、ガバナンスワークフロー、およびより緊密な戦略的エンゲージメントに重点が置かれます。
次のステップ
CISO およびセキュリティリーダーの皆様へ
Sophos CISO Advantage の導入方法の詳細については、担当のアカウントマネージャーにお問い合わせいただくか、こちらからご連絡ください。ソフォスの Web サイトでも詳細をご確認いただけます。
今年後半に開催予定のウェビナーを通じて、さらなる情報を共有し、Sophos CISO Advantage が解決する課題について理解を深めていただけるよう支援してまいります。今後の情報にご注目ください。
MSP およびパートナーの皆様へ
パートナーポータルにアクセスして、お客様への Sophos CISO Advantage の紹介や新しいサイバープログラム管理サービスの構築に役立つローンチ資料、ポジショニングガイド、および支援資料をご利用ください。
サイバーセキュリティに関する議論は、統制から成果へ、活動からパフォーマンスへ、そしてセキュリティオペレーションからサイバーリーダーシップへと移行しています。Sophos CISO Advantage は、CISO と MSP の双方がこの変化を主導できるようにすることを目的としています。

